日本マイコプラズマ学会 第44回学術集会概要 |
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開催日時:2017年5月26日(土)~5月27日(金) 開催場所:幕張メッセ 国際会議場 〒261-8550 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1 学術集会長:松田 和洋(エムバイオテック株式会社マイコプラズマ感染症研究センター長)< 参加者数:100名 予定 主催:日本マイコプラズマ学会 第44回学術集会 会長 松田和洋 事務局:エムバイオテック株式会社マイコプラズマ感染症研究センター 開催の目的 日本マイコプラズマ学会は、基礎研究から臨床、動物・植物・人間の広い分野にわたり先進的な活動を続けてきています。 ヒトの臨床だけに重点をおかない、One Healthというコンセプトで考えています。社会的に緊急な対策が重要なとなってきているマイコプラズマ感染症に対し、基礎研究から臨床、動物・植物・人間の広い分野にわたり最先端の学術な活動をしてきている学会の叡智を結集し、診断・予防・治療へのブレークスルーにつながるような議論が深まることを目的としています。 マイコプラズマ感染症は特に、生産動物において特にその感染症が問題になっています。マイコプラズマ感染症は、全身の血管炎/神経炎であり、肺炎のみでなく、喘息・関節炎・腎炎・髄膜炎・脳炎・膵炎・肝炎・皮膚炎などの多彩な全身症状と臨床経過を呈します。症状や通常の検査からは、リウマチ性疾患、神経・精神疾患、血液疾患、慢性炎症性疾患や免疫難病などとの区別が困難なことが少なからずあります。 今の医療では、残念ながら、全身感染症であるマイコプラズマ感染症の病状把握が難しく、呼吸器感染症、特に肺炎が特徴として診断されています。たとえば、呼吸器症状が顕著でなく発症する無菌性髄膜炎についても知られてきています。いかに正確に早期に発見し診断できるかが、有効な医療を適切に行うための重要な分岐点になります。また、耐性菌への対策、再生や移植医療・抗体医薬へのコンタミ問題、薬剤の副作用との鑑別など、品質管理・規格化、さらに、マイコプラズマの感染状態の的確な把握とこれらを踏まえた医療が必須となってきています。マイコプラズマ感染症に対応したサーベイランスシステムの再構築や診断治療ガイドラインの策定に向けては、マイコプラズマ感染症医療ネットワークの構築も重要と考えられます。 今回の学術集会では、このように社会にも重要な課題となってきているマイコプラズマ感染症に対し、基礎研究から臨床、動物・植物・人間の広い分野にわたり最先端の学術な活動をしてきている学会の叡智を結集し、診断予防治療へのブレークスルーにつながるような議論が深まることを期待しています。マイコプラズマ感染症に対する先端的予防医療の新展開へ向けて、社会貢献ができることを目的としています。 |
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大会内容 学術集会長基調講演 北本賞受賞講演 シンポジウム 一般演題 ランチョンセミナー(5月27日のみ) 企業展示 他 |
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後援 千葉大学大学院・医学研究院、千葉大学医学部附属病院 |
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共催 5月27日のランチョンセミナーは、旭化成ファーマ株式会社の共催です。 | ||
抄録協賛 株式会社ミズホメディー、株式会社LSIメディエンス、Meiji Seika ファルマ株式会社 | ||
企業展示 株式会社ミズホメディー | ||
学術集会事務局 エムバイオテック株式会社 マイコプラズマ感染症研究センター | ||